玉鷲を番付で読む、休まない稽古と押し相撲
玉鷲を番付で読む、休まない稽古と押し相撲
大相撲の番付を見るとき、玉鷲の名前には独特の重みがあります。
モンゴル出身で片男波部屋に所属し、2004年初土俵、2008年に幕内へ上がりました。派手な変化より、突き押しを磨き続けてきた力士です。
目次
- 玉鷲の歩みを番付でたどる
- 二度の幕内優勝が示した強さ
- 突き押し相撲が長く通じる理由
- 玉鷲を見ると番付が面白くなる
1. 玉鷲の歩みを番付でたどる
玉鷲一朗は、横綱や大関として語られる力士ではありません。
それでも番付の中で存在感を示してきたのは、休まず土俵に上がる姿勢があるからです。
大相撲の番付は、横綱、大関、関脇、小結、前頭と続きます。幕内で勝ち越せば上がり、負け越せば下がる仕組みです。玉鷲はこの上下を受け止めながら、幕内の土俵で長く戦ってきました。
2. 二度の幕内優勝が示した強さ
玉鷲を語るうえで外せないのが、2019年初場所と2022年秋場所の幕内優勝です。
特に2022年秋場所の優勝は、年齢を重ねた力士でも頂点を狙えることを見せました。
意外にも、玉鷲の相撲は複雑ではありません。立ち合いで前に出て、突き押しで相手を起こす。土俵際で安易に組まない。分かりやすい形を、何度も高い精度で出せるところに強さがあります。
3. 突き押し相撲が長く通じる理由
突き押し相撲は、まわしを取る四つ相撲とは違います。
一瞬の踏み込み、手の回転、足の運びがそろわないと押し切れません。
玉鷲の場合、のど輪や押っつけで相手の上体を起こします。すると相手は前に出にくくなります。そこで休まず押す。単純に見えて、体の軸がぶれない稽古量が必要です。
若手の速さに対しても、先に圧力をかければ相手の形を崩せます。年齢だけでは測れない相撲の面白さが、ここにありますね。
4. 玉鷲を見ると番付が面白くなる
番付は、ただの順位表ではありません。
力士がどの地位で勝ち越し、どの相手に通じたかを読む材料です。
玉鷲を見るときは、勝敗だけでなく内容にも注目したいところです。立ち合いで前に出たか。押し込まれても引かなかったか。得意の突き押しに持ち込めたか。そこを見ると、一番ごとの意味が濃くなります。
長く土俵に立ち続ける力士には、数字に出にくい強さがあります。玉鷲はその代表的な存在です。番付と取組内容を合わせて追うと、大相撲の楽しみ方が一段広がります。
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